脂肪を燃やすエクササイズ
運動中のエネルギー源に書きましたが、エネルギー源として筋肉内のグリコーゲンを使うか脂肪を使うかは、運動強度などで決まります。
脂肪を使う(燃やす)ためには、ゆっくりとした運動をすることが大切です。
ウオーキングやゆっくりしたジョギングなど運動強度が弱い場合は酸素不足になりにくいので、この有酸素系(脂肪がエネルギー源)によってエネルギーを供給することが医学的にもよく知られています。
では、運動強度が弱い場合とは、具体的にはどんな状態でしょうか。
運動強度は、普通、呼吸による酸素の摂取量が最大酸素摂取量の何%(%VO2 max)かで表します。
最大酸素摂取量(VO2 max)などは心拍数でわかります。
運動強度が50%VO2 maxを超えると脂肪よりも筋肉内のグリコーゲンをエネルギーとして多く使うようになることがわかっています。
これは、筋肉内での脂肪酸の代謝が低下するからではなく、脂肪組織における脂肪の分解(脂肪→脂肪酸)速度が筋肉での需要に追いつけないからです。
最も多く脂肪が使われるのは運動強度が25%VO2 maxの時で、その割合は実に80%を超えます。
しかし、これらの強度の低い運動は、単位時間当たりのエネルギー消費が少ないのも事実です。
したがって、脂肪を効率良くたくさん燃やすためには
25%VO2 maxの運動強度で、
長時間の運動が
必要ということになります。
→ 運動強度を知る
効率の良い運動のタイミングは?
太るを知るにも書きましたが、食事をするとインスリンが分泌されます。インスリンは、筋肉や肝臓、脂肪組織で、細胞内へのグルコースの取り込みを促進させて、上昇する血糖値(血中グルコース濃度)を低下させます。つまり、カラダは食事で得たエネルギーを、肝臓や筋肉にグリコーゲンとして、皮下に脂肪として蓄えます。さらにインスリンには中性脂肪の分解を抑制する作用があります。
逆に空腹時にはグルカゴンが分泌されます。グルカゴンは、中性脂肪の分解を促進する作用があります。
簡単に言うと、インスリンによってエネルギーを蓄え、グルカゴンによってエネルギーを取り出すのです。
だから、体脂肪を燃やすためにはグルカゴンが分泌される空腹時に運動をするのが効果的だということになります。
